Colored Pencil

色鉛筆画作品集　

Everlasting Zero

これはいわゆる有名なゼロ戦。
ものすごく思い入れのある機体なので、あまりうまく描けないんですよ。
なので、今まで何回か描いたことはあるのですが、あまり外に出したくない・・・。

で、昨年なんですが、アメリカのプレーンズ・オブ・フェイムが所有する唯一飛行可能な零戦が、所沢の航空公園に来てたんですね。

所沢の教室へ行った帰りに、立ち寄りましてそりゃぁ穴の空くほど見たわけです。
1回じゃ足りなくて2回も。
で、山のように写真撮って「いつか描こう」と思っていたわけですね。

最初は大戦中の雰囲気にしようかとも思ったんですが、製造から70年経ってもけなげに佇んでいるその姿を思うと、何だかちょっと切ないので、現状そのままを絵にしました。

大戦中の粗悪な塗料では、すぐに剥げちょろけになっちゃいますが、現代では実に美しい。

プラモデルなんかでは、パネルラインやリベットをことさら強調しますが、実機はほとんどパネルラインは感じませんね。実になめらか。
その代わり、ジュラルミンの地肌はけっこうベコついていたりします。

何かと話題の小説と映画にかけたタイトルですが、この姿を見るとやはり「永遠」ですね。