Colored Pencil
色鉛筆画作品集
成層圏の燕 キ61-II型後期生産機
飛燕II型後期生産機はエンジンをハ140に換装し、機体を再設計して流麗なスタイルに生まれ変わるも、肝心なエンジンの生産が遅々として進まず首無し機が工場に並ぶ始末。窮余の策としてエンジンを空冷にすげ替えて五式戦ができたのは有名な話。そんな中でも99機がちゃんとしたII型として完成しました。さらにそのうちの極少数機が後期五式戦と同じような水滴型風防を備えています。それが後期生産機。写真や資料がほとんどなく、唯一ダークグリーンにカラーリングされた56戦隊機の写真が残っています。ただ、個人的に飛燕は無塗装機が好き。なので、全くの想像ながら後期生産機を無塗装の56戦隊機として描いてみました。本当はたぶんこんな戦後のアメリカ空軍センチュリーシリーズみたいなベアメタルな質感では絶対無かったと思いますが。おしなべて高空性能がイマイチだった日本機の中で唯一1万メートルで編隊飛行ができるといわれたキ61−II型。成層圏に駆け上る姿として描いてみました。【原画販売済】
サイズ | 43.5cm×30.8cm |
---|---|
制作日 | 2011年12月 |
販売価格 | 販売済み |